イクジットポイント(手仕舞い)
デイトレードで失敗しない重要ポイントは逃げの早さと正確さ
デイトレードでタイミング良くエントリーできたとしても、きちんと売ることができなければ利益を確定できません。
特にデイトレードという売買手法は1日の中で値幅を取る手法なので、売り遅れというのは致命傷になりかねません。
一番大事なことは、エントリーしたら、証券会社の取引画面で買った株をいつでも売ることができる状態にしておき、売るときには躊躇しないで売ることです。
そうすることにより、大きな利益を得ることはできなくても 損失は相当防ぐことができます。あとは、利益を積み上げていくことにより、大きな利益となっていくことでしょう。
パソコンの操作に自信がない方は、「成行」で売れる状態(取引パスワードを入れて最終的にクリックしたら売り注文できる状態)にしておき、イクジットポイントに到達したら、すぐ売ることです。
ただし、皆が一斉に成行で売ると思わぬ株価で売り注文が約定することもあるので、多少 注意も必要です。
多少でもパソコンの操作に慣れている方は、「指し値」で売り注文を入れておいたり、また、イクジットポイントを確認したときにすぐ指し値売り注文を入れることができるようにしておくことが大事です。
イクジットポイントを確認して、すぐ指し値で売るためには、やはり左手でテンキーを操作して売りたい株価を入力できることがとても重要です。
左手テンキーで素早い注文ができる
やり方としては、売り注文画面で取引パスワードを入れておき、売りたい株価をおおまかに入力しておきます。
イクジットポイントにさしかかったら、その株価をそのまま すべてテンキーで打ち込んでいては時間がかかりますので、テンキーに1回か2回ほど打ち込んで発注ボタンを押すと注文が出せる状態にしておきます。
テンキーで最小の回数を打ち込み発注ボタンを押すことにより、逃げ遅れを少なくできます。
たとえば、645000円で売りたい場合、証券会社の売り注文価格に645000円と打ち込んでおきます。これで発注ボタンをクリックすると645000円で売り注文が出される状態です。
その後 サポートライン割れなどの理由で急に643000円で売りたくなったとします。 急な注文価格変更にも対処できるように、前もって645000円の「5」の部分を マウスを使って選択しておき、テンキーで必要な数字を打ち込めばそのまま数字が変わるような状態にしておきます。
実際、サポート割れなどイクジットポイントにさしかかったら、左手で「3」と打ち込み、右手で発注ボタンをクリックします。
これで、相当逃げ遅れは解消できますが、アセってテンキーの打ち間違いがあると どうにもなりませんので、発注ボタンをクリックする前に金額に間違いがないことを確認してから発注するようにしてください。
また、正確なテンキーの操作ができるよう日々練習も必要です。
あとは証券会社の注文処理能力、パソコンの処理能力(特にブラウザ)等の問題となります。
パソコンの処理能力についてはできれば、1台のパソコンに不要なソフトは入れずに発注専用とすると処理は速いようですが、実際はそこまで できませんので左手テンキーを会得することに専念した方がよいかもしれないですね。
また、注文執行に関してADSL、光ファイバーの転送速度による違いは、私としてはあまり感じられませんでした。(ざら場ですが・・・)
転送する情報量はわずかですので、肌で感じるぐらいの速度の差はなかったという意味です。
証券会社などで システムエラーがない場合、注文処理速度で一番大きな問題となるのは証券会社から市場に発注する処理速度や市場で処理をする速度です。
大きく動く 寄付でエントリーすると、約定の通知がなかなか 戻ってこないときがあります。
また、ざら場でも 人気のない銘柄は 処理が早いけど、東証1部の人気貸借銘柄はとても遅く感じたこともありました。
複数の証券会社に口座を開いてチェックすることも必要ですね。 しかし、顧客口座数が増えてくると 処理速度が遅くなる証券会社もあるので、たまに再チェックも必要です。
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