FX取引にも使えるチャートによる株式投資 売買手法



前回高値と前回安値


前回高値と前回安値の重要性(レンジ高値とレンジ安値)


株価は上昇方向にあるときは前回の高値を越えて新しい高値をつけて調整し、調整後、また前回高値を越えて新しい高値を目指して動きます。

上昇中であれば、この高値と高値の間の安値をレンジ安値ということにしておきましょう。(図650)




レンジ安値の後、高値をつけた、この高値を上昇中のレンジ高値とし、この高値をつけたときの幅をこのサイトではレンジ幅(内)ということにしましょう。(図651)




株価はこのレンジ幅(内)にあるうちは居心地が良いのですが、移動平均線、レジスタンスライン、サポートラインなどによりレンジ幅を抜けて新しい方向に動きます。

これは小さな波動、大きな波動、同じ動きですが(図652)、


前回の高値を越える買い圧力がなく、高値を越えずに下落したときは一旦売られますが、その前の安値がサポートとなり、買い圧力が増します。

ここで、反転できれば、再度上昇し、新しい高値を狙いに行きますが(図653)、


前回の安値を割ってしまうと、一旦は上昇して戻るかもしれないですが、その次の安値を試しに行く動きとなり易いです。(図654)



高値と高値の間の安値であるレンジ安値を割ると、この波動の売り転換となります。

一旦レンジ安値が割られると、次の安値を目指す動きとなりますが、次の新しいレンジ幅は割れたレンジ安値の前の安値と今回のレンジ高値となります。(図655)




なお、レンジ安値とは、高値と高値の間の安値ですので、図656のように高値A、高値C、高値Eがあったとしますと基本的にレンジ安値は安値Bとなります。


高値Cは、前回高値の高値Aを越えていませんので、必然と高値はAとEとなり、その間の安値である安値Bがレンジ安値となるわけです。

ただ、安値Dを割っても売り転換ではないのですが、市場参加者の心理状態が悪ければ、勢いがついて安値Bも割ってしまうこともあるかもしれません。

安値Bが割られたら、一旦戻して上昇した後、安値Bの前の安値を目指す動きになり易いです。


次に買い転換ですが、安値を切り下げる動きの中で、前回の安値と今回の安値の間の高値(下落中のレンジ高値)を越えることにより買い転換となります。(図657)


ただし、レンジ高値を越えて買い転換しても、再度、レンジ安値を割ってくるような動きとなると、まだ買い転換できない状況だと言うことです。(図658)


安値Fの時点でのレンジ高値である高値Cを越えてくることにより買い転換すると、一旦戻すことが多いですが、レンジ安値Fを割らずに上昇してくると買い圧力が増加し、レンジ高値Cの前の高値Bを目指す動きとなります。

高値Bを越えて調整し、高値Eの前の安値である安値Gを割らずに上昇してくると、今度は高値Bの前のレンジ高値である高値Aを目指す動きとなります。(図659)

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